2004/09/18(土)追記2回目 Eagles Flyリマスター
リマスターによってあまりにボーカルが良くなったので、もしかしたらいまいち音が抜けてこないアコースティックギタートラックにもボーカルトラックと同じようにリミッタをかけたら良くなるだろうかと思い、やってみたらうまくいきました。ってわけで、再度の追記になってしまいました。もちろん、MP3サンプルファイルも入れ替えてあります。
ついでといってはなんですが、左に振ったエレキギターのリズムトラックのリバーブが強すぎて、右側に残響音が若干の時間差で残って聞きづらかったので、リバーブを弱めにしました。
******************************************************
2004/09/18(土)追記 Eagles Flyリマスター
最初に作ったものがやけにボーカルだけ小音量で全体的にバランスが悪く、いまいち気に入らずにいたのですが、別の曲をHDRへ録音したのをきっかけにこの曲をリマスターすることにしました。
修正ポイントは、
1.ボーカルの音量アップ
2.全体的な音量のバランス取り直し
3.最後のギターソロ部分の全体的な左右の音位置設定し直し
です。
ボーカルの音量は、アナログでのシングルトラックへの録音で、そもそもの録音状態があまり良くなかったこともあり、ただ単に音量をアップしてもクリップして歪んでしまうだけ。コンプレッサやリミッタを使っても、こちらが考えているようにうまく音量はアップしてくれません。音量は、アップしてもエフェクト臭さが残るいやな音になってしまったり、エフェクト臭さを消そうとすると、音量が上がらなかったり。
で、リズム担当のエレキギタートラックは、最後だけしか使っておらず、ボーカルの裏が全く空白状態だったので、このトラックのエレキギターが録音されている直前までの部分に、ボーカルをコピーし、全く同じボーカルトラックが2つあるようにしてみました。すると、うまい感じで音量アップに成功しました。
結局、最初からあるボーカルトラックには、リミッタをかけて若干音量をアップさせ、リズムギター用トラックにコピーしたボーカルは、全くの無加工でフェーダーによる音量調整だけで、全体的なボーカルトラックの音量調整をすることにしました。これが、予想以上に大成功!音量もかせげたし、エフェクタ臭さも無くなり自然になったし、なによりボーカルの線が太くなってくれました。まさに、言うこと無し。(これからは、ボーカルトラックはこのやりかたでいくつもりです。)
(ちなみに、よーく聴いてみると、リズム担当エレキギターが入ってくる直前で、ボーカルの音量が小さくなるというか、ボーカルの線が細くなるのがわかります。)
次に、全体的な音量調整ですが、(ボーカル以外で)アコースティックギターのリズムがメインの曲なのですが、シンセサイザーの音が目立っていたので、できるだけアコースティックギターの音が前に出るように修正しました。もちろん、一番の主役は、ボーカルですから、ボーカルが一番目立つようにしたつもりです。
そして、最後のエレキギターとドラムが入って盛り上がる部分ですが、リズム担当のエレキギターとソロ担当のエレキギター、さらにボーカルまでが中央の位置に設定してありました。これを思い切ってリズム担当のエレキギターを左、ソロ担当が右、ボーカルは中央という風に割振ってみました。(VAN HALENスタイルですね。)そして、各々のトラックの音量バランスを調整して完成!
ちょっとは、聴きやすくなったというか、まともになったと思うのですが、いかがでしょう。アップしてあるサンプルだけでなく、まるまる1曲を聴きたい方は、メールで連絡下さい。なんとかします。
******************************************************
2004/06/27(日) Eagles Fly
恥かしい話ですが、実はずっと midi で悩んでいました。
道具はほぼそろっているというのに、複数の midi 対応機器を接続して、同期させるということができずにいたんです。ドラムマシンもハードディスクレコーダ(HDR )も midi 対応機器なので、同期させて録音作業をしておけば、後になって一部分だけドラムパターンを差し替えるなんてことも簡単に出来たんですが、やりかたがわからなかったために、全て同期させずに録音していました。(つまり、やり直すとなると、全て録音し直しってことね!)
先日、いろいろ試した結果、ようやく同期させるってことがどういうことなのか、どうすれば良いのかわかりました。で、早速使える機器をふんだんに使って録音をしてみようと思い、ドラム・パーカッション・ベース・キーボード(シンセサイザー)のパートを全てYAMAHA の XGworks というPC 上のソフトにまかせ、エレキギター・メインボーカル・バックボーカルをマイク録り、これまた今まで使っていなかったアコースティックギターをライン録りで録音してみることにしました。同期のマスターは、HDR です。
そして、Sammy Hagar の Eagles Fly という曲なら、アレンジ次第でやろうと思っていることを全てやるのにちょうど良い曲だろうということで、この曲を選びました。実は、原曲を聞いたことがありません。おいらが知っているのは、Sammy Hagar がライブでアコースティックギター1 本で弾き語りするバージョンのみです。それをちょっとアレンジ変更してみたんです。なかなか雰囲気出てると思うのですが・・・。(といっても、ホームページ上にアップしてあるのは、最後の部分だけだから、わからないか!)
ほとんどの機材が、今まで使ったものといっしょです。(とはいえ、ドラムマシンを使わなかったのは、大きな違いか。)YAMAHA のXGworks は、ドラム・パーカッション・キーボード・ベースギターの他に、鳥のさえずりも担当しています。ドラムとベースのパートは、今までZOOM RT-323 が担当していましたが、今回は出番無しで、全てYAMAHA XGworks です。極力PC 臭さを消すように作ったつもりですが、いかがでしょうか?タイコの音(ドラムじゃなくてパーカッションね!)もかなり良い具合で、効果的だと思うのですが・・・。
アコースティックギターは、Washburn のEA20! ヌーノさんが、あの曲で使ってるやつですね。EA20 だけを直接HDR につないでも気に入った音色にならないので、EA20 => ZOOM PS-02 => dbx Mini-Pre => HDR という順番で接続して録音しました。ZOOM のPS-02 は、もともと小さなメモリレコーダなのですが、プリアンプとしての機能も持っているので、使ってみたところ良かったのでそのまま使いました。
全てのエレキギターパートとボーカルパートは、SHURE SM57 で録音しました。ボーカルパートをSM57 で録音したのは、交換するのが面倒だったからってことだけです。
それにしても、毎度のことながらボーカル録音には苦労しました。HDR 側の良い設定ってのが、まだわかっていないんです。コンプレッサーとかリミッタを使いきれていないというか・・・。不満足な内容のまま、時間切れで妥協することにしました。
カラオケバージョンも作成したので、ライブのお誘いがあったら、この曲を演奏するかも!
使用機材:
1.Guitar |
Peavey V-type EXP Toremoro
Washburn EA20 |
2.Guitar Amp |
SIDE:GUYATONE FLIP GA600FC
LEAD:GUYATONE FLIP GA300FC |
3.DTM |
YAMAHA XGworks Ver.4.0
YAMAHA SoftSynthesizer S-YXG50 |
4.Digital Recorder |
KORG D1200 |
5.Dynamic Mic |
SHURE SM57 |
6.Microphone PreAmp |
dbx Mini-Pre |
7.Microphone PreAmp |
ZOOM PS-02 |
エレキギターが使われているのは、曲の最後の部分だけです。Peavey のギターだけを使いました。アンプは、リズムギター用にFLIP GA600FC で、リード用に GA300FCを使用しました。
いつも通り、いわゆるギター用エフェクタは、一切使用しません。
アンプのセッティングは、全て Gain8・Volume2・Bass10・Middle10・Treble10・Presence8・Reverb0です。そして、スピーカの前にSHUREのSM57を立てて音を拾いました。
マイク用ケーブルは、ZAOLLA の M15 と M5 を使い、ギター用ケーブルは、同じくZAOLLA の G15 を使いました。
PC とHDR の接続には、同期用にmidi ケーブルと音用に光(オプティカル)ケーブルを使いました。
D1200 側で使用したのは、ドラム・ベース用に 2トラック(ステレオ)、パーカッション用に 2トラック(ステレオ)、シンセサイザー用に 2トラック(ステレオ)、アコースティックギター右用に 1トラック、アコースティックギター左用に 1トラック、ドライブリズムギター用に 1トラック、バックボーカル・リードギター用に 2トラック(ステレオ)、メインヴォーカル用に 1トラックの合計12トラックです。
マイクを使った全ての録音で、D1200標準搭載のマイクシミュレータを使っています。
今回の録音では、パンチイン・パンチアウトは使ってません。パート毎に最初から最後まで一発で録ってます。ただし、バウンスは使っています。PC からHDR へ録音した時点で、ベース2トラック、ドラム2トラックの合計4トラック使用していたものを、バウンスして2トラックにまとめています。
録音後、ボーカル・ギター用全てのトラックにD1200内蔵のマスタエフェクトからリバーブをかけています。もちろんトラックによりリバーブの種類とかけ具合は違います。また、トラックダウン時のファイナルエフェクトとして、D1200内蔵のリマスターL.A.というマルチバンドリミッター系エフェクトをかけています。今回、イコライザはマイク録音したパートにちょっとだけ使用しています。トラック毎にちょっとLo を削ったり、ちょっとMid をブーストしたりって感じです。
と、こんな感じで宅録したわけですが、感想・ご意見は掲示板かメールにお願いします。
フルバージョンを聞きたい方は、メールで連絡下さい。なんとかします。 |