本来ならお気に入りの小説など、本を紹介するページなのでしょうが、ここでは、MUSICページの曲の録音機材と録音時のセッティングを解説していこうと思います。

 

 

2003/12/31(水)  Simba's Rock
またまたインスト曲を作ったのですが、これはアフリカの大地をイメージして作りました。2003 年 11 月 29 日(土)に、フジテレビで「ライオンキングでアフリカ探検〜田中麗奈のセレンゲティ平原紀行〜」という番組が放送されました。この番組の中で、田中麗奈さんがあたり一面を見渡せるというでっかい岩の上に登って周囲を見渡したり、岩の上に寝転がって空を見上げているシーンがありました。それを見たときに、もし、ライオンキングがその岩の上にいたら彼にはアフリカの大地がどう見え、何を思うのかと考えて、ライオンキングになったつもりでそれを曲にしたわけです。(曲名の Rock は、ロックンロールの Rock じゃなくて、単純に岩です。)いかがでしょう?アフリカのイメージが、でているかしら?
とにかくリードギターの録音は、大変でした。曲自体は、すぐにできたんですが、まともに最初から最後まで弾けない!必ず途中のどこかで失敗する!で、また録音し直し。この繰り返しでした。しまいには指先がかなりやばい状況で痛みだしたので、一時的に録音作業を中断せざるを得なくなってしまいました。でも、結果的には中断したおかげで気分をリフレッシュできたのか、再度録音を開始したら、半日でできちゃいました。もちろん、細かいミスというか気に入らない部分はありますが、こんなところで良しとしましょう。(気に入らないのは、やっぱりスィープピッキングの部分です。自分では、ちゃんと弾けているつもりでいたんですが、録音後聞き返してみたら、一つ一つの音がはっきりしていませんね。おいらの技術もまだまだです。)

使用機材:

1.Guitar Peavey V-type EXP Toremoro
2.Guitar Amp SIDE:GUYATONE FLIP GA300FC
LEAD:GUYATONE H&M Model30
3.Drum&Bass Machine ZOOM RT-323
4.Digital Recorder KORG D1200
5.Dynamic Mic SHURE SM57
6.Microphone PreAmp dbx Mini-Pre

恥かしい話ですが、サイドギター(リズムギター)を録音したときに Peavey のギターを使ったのか、FenderJapan の RED5 を使ったのか忘れてしまいました。『Back To My World』を録音している最中にこの曲のサイドギターも録音しているので、おそらく FenderJapan の RED5 だと思うのですが、確かではありません。リードギターは、Peavey のギターを使用して録音しました。
初めて宅録に初期型の H&M Model30 を使いました。H&M Model30 の MIDNIGHT SWITCH 使用だと、音が小さすぎて、まともに録音できなかったのですが、マイク用プリアンプのおかげで録音可能となったんです。ただ、このアンプは、真空管アンプ独特のシュァーっていうようなノイズ(Peavey 製真空管アンプ 5150 の初期型も同じ種類のノイズがすごいらしいですね。)が大きくて、録音してみてこれが気になるようだったら、GA300FC で録音し直すつもりでいました。結果的には問題無いレベルだったのでそのまま使いました。リードギターは、このアンプです。たった 8インチのスピーカとは思えないほど良い音で、自分でも驚いています。できることなら、もう一度このアンプを作って欲しい!もちろん、現在手に入るスピーカを使って!(サイドギターは、今まで通り GA300FC を使用しました。)
GA300FC のセッティングは、Gain8・Volume2・Bass10・Middle10・Treble10・Presence8・Reverb0で、DRIVEチャンネルのみ使用。
H&M Model30 のセッティングは、Gain8・Volume10・Bass10・Middle10・Treble10・Reverb0・Master10 で、INPUT の Hi に接続し、Treble Boost を ON にして DRIVEチャンネルを使いました。スピーカは、Celestion の G8L-35PE ですが、 MIDNIGHT SWITCH を使いました。
どちらのアンプもスピーカの前にSHUREのSM57を立てて音を拾っています。
マイク用ケーブルは、ZAOLLA の M15 と M5 を使い、ギター用ケーブルは、同じくZAOLLA の G15 を使いました。
ドラムとベースは、ZOOM の RT-323 を使用した打ち込みですが、全て RT-323 の標準ドラムパターンとベースパターンを組み合わせて使用しました。
D1200 側で使用したのは、ドラム用に 2トラック、ベース用に 2トラック、リズムギター右用に 1トラック、リズムギター左用に 1トラック、メインリードギター用に 2トラックの合計 8トラックです。
今回は、D1200標準搭載のマイクシミュレータを使っていません。マイクシミュレータを使うと若干高音域がカットされてこもったような音質になるので、やめました。マイク用プリアンプがなかった時は、入力ゲインのコントロールがうまくできなかったので、それを補う意味で使っていましたが、もう必要ありません。リードギター用に 2 トラック使用していますが、2 トラック使ったモノラル録音です。今考えてみれば、1 トラックでも良かった!
今回の録音でも、パンチイン・パンチアウトは使ってません。最初から最後まで一発で録ってます。リズムギター右用に 1回の演奏、リズムギター左用に 1回の演奏、リードギター用に 1回の演奏です。リードギターの録音は、本当に苦労しました。
録音後、ギター用全てのトラックにD1200内蔵のマスタエフェクトからリバーブをかけています。もちろんトラックによりリバーブの種類とかけ具合は違います。また、トラックダウン時のファイナルエフェクトとして、D1200内蔵のステレオマルチバンドリミッタというエフェクトをかけています。今回、イコライザは使用していません。
と、こんな感じで宅録したわけですが、感想・ご意見は掲示板かメールにお願いします。

   Back to HOME

 Back to TOP of BOOK